モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

クモハ73 (2)

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 クモハ73の方は、下回りの台車、モーターの取り付けまで進んでいます。モーターはやや馬鹿でかいEN22です。モーターの性能は申し分ないものの、この大きさでは、抵抗器をうすっぺらくしなければならない、など外観の犠牲が大きいのも事実です。

 自分はMPギアについて、電車用も機関車用と同様に床上にモーターを置くタイプが出ないかと期待しています。そうすれば、通過曲線半径を小さくできますし、床下器具の形態を犠牲にする必要がありません。室内が作れないという問題はありますが、どっちを取るかと言われれば、床下器具を取りたい、というのが小生の好みです。旧型国電、特にロングシートのものは、そんなに車内を見せびらかす必要がないからです。

モハ72 (1)

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 ともかくキットやエッチング板で手を付けてしまったものを片付けたいと考えています。サハ48が生地完成になったので、電車はあとクモハ73とこのモハ72.

 本来、シルとヘッダーは窓桟をつける前に取り付けるべきだったのですが、愚かなので、窓桟を先につけてしまいました。仕方なしに、あとからシルをつける作業中。下側から半田を流して後からキサゲしています。

ホヌ30

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 ぬくもりの続きで、これまた天賞堂常緑店でかなり前に仕入れたホヌ30です。中央線は、戦前から戦後初期にかけてEF11以外は、ED11、ED14、ED15、ED16、ED17、ED51、ED52、ED56、ED57などED級の天下。客車も17m級でしたから、まあ、模型化するのにもってこいの路線だったといえます。暖房車もしたがって、こういうかわいらしいのがふさわしいということになります。

ナヌ32

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 ぬくもりが必要な季節になりました。中央線マニアの当鉄道は暖房車にも大変興味を持っています。中央線らしい暖房車というと、末期のマヌ34が有名ですが、同車はもともと東海道など幹線用。また、中央線には戦後、列車容量が大きくなって以降入ってきた車です。本来の中央線用としてふさわしいのは、ホヌ30とナヌ32ではないか、というのが小生の見方です。

 このナヌ32は当鉄道の数少ない完成品のひとつです。その昔、銀座の常緑店で仕入れた中古品。

101系 1975年夏 新宿

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 子供のころから見慣れていた中央線の101系電車です。結構古くなっていたのに、1972年頃、突然、数編成が冷房改造されてびっくりしました。

 身近な存在で、しかも新性能電車ですから貴重品という感じがなかったので、あまり写真を撮らなかったのですが、今となっては懐かしい限り。

EF12  1975年夏 拝島

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 東京西部では、EF10 はよく見られたのですが、出力の大きいEF12はまずお目にかかれませんでした。拝島でどういうわけか新鶴見のEF12が停車中。この時初めてEF12を見たので、ちょっと感激しました。

 戦時設計とはいうものの、そんなに粗末な感じがしませんでした。

 関東地区は窓のHゴム化は少なく、その点はうれしいのですが、テールライトの埋め込みがちょっと残念。

ED16  1975年夏 立川駅

 

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 ED16が続きます。カラーフィルムは高くてなかなか利用できませんでしたが、この年の夏、使ったようです。南武線のホームからの撮影です。

 ED16もいいのですが、背景の詰所の感じもいいですね。典型的な鉄道省タイプなのでしょう。瓦がスレートなのがちょっと残念。こういうストラクチャーの写真も撮っておくべきでした。