モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

スハニ35 はつかり色

f:id:Mogul:20170420211317j:plain

 Mogul工場の直近出場車は、はつかり色のスハニ35です。先週末に完成しました。

 もとは、中古の天賞堂完成品。色をひっぺがし、乗務員ドアを木製化、ステップなども少々追加。大きな工事としては、オリジナルの床板および床下機器を廃棄し、アルミ製床板、プラ製床下機器に交換し、軽量化を図ったこと。室内灯の導入、尾灯のLED化、椅子の取り付けも行いました。結果として、車体重量は222gで、真鍮製20m客車としてはまずまずでしょうか。

 塗装は、以前はつかりの編成を作る計画があったため、はつかり色としましたが、帯が太すぎました。いつか塗り替えようと棚の奥の方にしまってしまい、数年が過ぎ、このたび発掘。塗り替えるのは面倒、とそのまま、下回りと内装工事を行い、完成に至ったものです。

 はつかり編成を作る計画が中断してしまったため、当分は独りぼっち。当鉄道では、青一点?の存在として異彩を放ってます。旧国鉄同様、当鉄道もこの車両をやや持て余してるのが実態です。

 もっとも、小生の好きな中央線では臨時準急に1両だけこのスハニ35が連結されていた記録があるそうですから(近代化改装後、昭和37年ころ)、当鉄道にまったく縁がないわけではありません。しばらくは、カラスの行列の客車列車の最後尾で活躍してもらいます。