モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

オハニ61

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 客車キットの仕掛品は3両となりましたが、その中で、塗装待ちまで達しているのがこのオハニ61です。

 手元に昭和32年の中央線客車列車の運用表があるのですが、それによると、中央線を担当する客車区のうち、飯田町を除く、甲府塩尻、松本、長野のいずれも基本編成はオハニ+オハ+オハ+オハ+オハフです。この基本編成にオハやオロが付属編成として入り(特に新宿~甲府間)、8両編成程度の列車が組成されていました。基本編成の数は25に達していました。

 車両配置表を見ると、オハニは61、オハは61もしくは60、オハフは61で、要するに鋼体化客車のオンパレードだったわけです。さすがに、飯田町のオハだけは35系です。荷物車が専用ではなく、合造車というのも、亜幹線だからでしょう。

 というわけで、昭和30年代の中央線の雰囲気を出すにはオハニ61は欠かせない車両であります。

 早く塗装しないといけませんね。