中学鉄研に入ったら2年先輩のM木さんという方がいて、ペーパーの素晴らしい電車を作られていました。モハ60系、交直急行電車とならんで強烈な印象受けたのが、阪和線のクモハ20とクハ25の編成でした。
50年近い年月を経て、当鉄道でも、モデルワークスのペーパーキットでこの編成を実現しました。ヘッドライトは点灯しますが、GT1での駆動で少々やかましいのが欠点です。
実車は、旧阪和電鉄が南海に買収された時期に製造されたもので、日本の車両スタイルブックにも原形の図面が掲載されています。のちに国鉄に買収されて、73系に駆逐される昭和42~43年ころまで活躍しました。
旧阪和の電車がいかに素晴らしかったかは、お父様が関西出身の中学鉄研の同級生からいろいろと聞かされていました。ともかく、普段、中央線、南武線、青梅・五日市線といった、どうもあか抜けない線区のあか抜けない電車にしかなじみのない小生にとって、関西の電車はあこがれの対象でした。