モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

山陽電鉄356号(1)

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 電車の仕掛品の最後は、この山陽電鉄356号です。

 老人は昔のことはよく覚えているけど、最近のことを忘れるといいます。そうした老人のひとりとして、初めて買ったTMSの記事のことはよく覚えていて、この電車も1967年6月号に載っていました。製作者は高名な木村建夫さんです。

 当時小学校5年生で、模型の経験もほとんどなかったのですが、木村先輩の作品の上品な仕上がりに心惹かれました。とりわけ、パンタグラフの自作というのは、ほとんど信じがたいことでした。

 いつかは自分も挑戦しようと思いつつ、半世紀の年月が過ぎてしまいました。その間、パンタの自作など一度もやったことがありません。そろそろ挑戦しなければいけませんね。