松本の格下げナロの室内灯を点灯させるため、ボルスターに絶縁側のための集電シューをつけ、非絶縁側からの接点としていさみやの1.4㎜ラグ板をつけました。
また、室内灯がつくと室内がよく見えるようになってしまうため、椅子をつけようと思いました。しかし、ペーパー車体なので3X3の檜棒が車内下部に接着されていて、通常のクロスシートをつけると、車体側板から3㎜内側になってしまいます。
そこで、格下げされたのだから、ナハ22000の一部と同じように、通勤用のロングシートに改造されたことにしました。カツミのロングシートを使い、そのままでは、上部が窓に出てしまうため、背もたれを1㎜くらい低くし、そのうえで茶色に塗装して車内に接着。
試運転してみるとショートしまくるため、シューの位置に問題があるのかといろいろやってみましたが、解決しません。高い電圧でショートさせ、ショートの位置をさぐったところ、なんと、一つはブレーキシューの一方が絶縁車輪に接触することが判明。さらに、絶縁車輪は台車側面にも時々接触することがわかりました。
そこで、ブレーキシューを薄くヤスるとともに、絶縁車輪には絶縁ワッシャをかませて台車に接触しないようにしました。
こうしてなんとかショート問題を解決。
しかし、もう一度試運転してみると、かなりの走行抵抗です。車体が軽くても集電シューやらワッシャやらでピボットの特性がいかせないのです。
結局、あまり使い勝手のいい車両にはならなかったようです。でも、小高台車の問題を把握できたのは収穫でした(負け惜しみ)、嗚呼。