クハ68 001

クハ68　001

　クハ68というのは、セミクロスのモハ51の相棒ですから、その1号はモハ51と同じ半流線形と思いきや、42系のクロハ改造車です。

　調べてみると、戦争中に本来のクハ68はロングシート化されてクハ55になり、一方でクロハ59がクハ68に改造、そのため、これらの改造車が若い番号を取ることになったそうです。クハ55になっていた本来のクハ68は戦後クハ68にもどされたものの、番号はクロハ改造の後になったそうです。

　旧型国電は、なかなか奥が深い世界ですね。

　1974年松本にて