モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

山陽電鉄356号(18)

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 パンタの製作の第一歩として、横型碍子を設置する1mm真鍮線に取り付ける部品をつくりました。これは、パンタ枠組み最下部を支える0.8mm真鍮線を取り付けるためのものです。内径1㎜、外径1.2㎜のパイプに0.4㎜板をつけるのですが、1㎜真鍮線に半田付けするときにパラけないようロウ付けする必要があります。

 このロウ付けは、何度も失敗し、残り少ない人生の数時間を浪費しました。ロウが丸くなるだけで、ちっとも流れないのです。フラックスがいかれたのか、はたまたバーナーの熱が不十分かと心配したのですが、そんなことではないのです。はっと気が付いたのは、そもそもステンレスの台で作業をするのがアホだったのです。これでは、熱が逃げてロウが流れないのです。

 ステンレス台をやめ、石膏ボードの上にパイプと真鍮板を置いてあぶると、あっという間に流れました。ステンレス台は、半田をバーナーで流すにはいいのですが、ロウ付けに使ってはいけないのです。