動輪組み立て後の大失敗の話はまた別の機会としますが、ともかく、動輪を台枠に組みこむことができました。転がりは大変よく、ここまでは満足。
その次にシリンダー回りを始めて、大問題に遭遇。
以前より、カツミのC12、C56は、中村精密のそれらよりプロポーションがいいな、と感じていましたが、今回その秘密がわかりました。あの時代になんと大胆にもタイヤの厚さを2.5㎜とし、シリンダー中心間隔を25㎜としていたのです。お師匠さんは、近代型蒸機の場合、最低でも25.5㎜は必要とおっしゃっていましたが、それよりさらに0.5㎜も狭いのです。
一方、今回作っているキットの動輪は紛失しているため、代替品として中村精密の17.5㎜動輪を利用しています。この動輪のタイヤはNMRA基準にのっとった2.8㎜厚。このため、中村精密のC12のシリンダー間隔は26.5㎜もありました。
したがって、キットのままシリンダーを組むと、スライドバーがサイドロッドにあたってしまったのです。
どうやらシリンダー前後板を自作して幅を広げるしかありません。鉄道模型は難しい!でも、良き哉良き哉。