モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

トフ

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 先日、このような国鉄型の凸型無蓋車は実際に存在したかどうか、お問い合わせをいただきました。

 模型では、天賞堂が昭和30年代から長期にわたり、戦時設計のトムフ1を販売しましたし、『楽しい鉄道模型』には小田急のトフの製作法が掲載されたりと、凸型無蓋車は模型人にとってなじみのある存在です。

 しかし、国鉄型となると、見たことない、というのが現在の大部分のファンではないでしょうか。ずいぶん前に『全盛期の国鉄貨車1、2』という本を入手しましたが、そこには、大正時代に作られた国鉄型トフの写真が掲載され、また、トムフ1は戦後10年で消滅したことが記されていました。道理で見たことないはずです。

 この模型は、天賞堂のトムフ1を短縮化し、軸受けをエコーのシュー式にかえたものです。基本的にお師匠様が昭和40年台に作られたものを真似したものです。