モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

南武線のクモハ73 1973年

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 原形クモハ73は1973年当時、まだ南武線で結構活躍してました。上は矢川・谷保間の下り電車です。運航窓が2桁のままです。下は、谷保・分倍河原間ですが、こちらは、3桁でHゴムの形態に改造されています。モハ72の方は1969年頃には、原形がいなくなったようで、記憶にないのですが、クモハ73だけ原形が残っていたわけです。クモハ不足だったのですね。ヘッドライトはでかい250Wのものに取り換えられています。確か、原形とその後の500番台とでは、ブレーキ性能が異なっていたということですが、南武線ではあまり問題にならなかったのかもしれません。

 クモハ+サハ+モハ+クハの4両編成は、16番の模型として扱いやすいですね。

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クモハ73 (1)

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 久しぶりに電車の工作。数年前から始めた仕掛品撲滅運動の結果、電車の仕掛品は3両までに減りました。そのうちの1両がこのクモハ73です。この週末に運転室まわりの手すりとパンタ台を設置。ようやくそれらしき雰囲気がでてきました。南武線編成の立川よりの車にしようと思ってます。

 実物のクモハ73は、自分にとってあまりに当たり前の車だったし、戦前製の車と比較するデザインとして魅力を感じなかったので、ほとんど写真を撮らずじまい。でも、車両の歴史の上では、現在まで続く通勤電車の基礎をつくったのですから、重要ですね。

 

 

 

車掌車の修繕

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 夜中の運転お遊びをしていたら、突然SL1のブラストが消えました。SL1の故障か、と青ざめたのですが、いろいろ試した結果、原因はこの車掌車の高周波トラップ(03とよばれる回路)がおかしいための現象であることがわかりました。この車掌車が通電区間にないと、ちゃんとブラストが出る次第です。

 そこで、コイルとコンデンサーからなる03を調べる必要が出てきました。ああ、めんどくさ。こうして、本日も工作ははかどらないことに。

 

追記:結局コンデンサをかえても治らず、コイルを交換して問題が解決しました。コイルは寿命があるのですかね。あるとも思えないんで、不思議です。ちなみに、コイルの断線はありませんでした。

ト1

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 珊瑚模型店からト1のキットが発売され、本日届いた模型雑誌に製品の紹介が載っていました。記事では、この製品を戦前のト20000を戦後木体化したものとして説明していますが、それはちょっと違うと思いました。ト20000を木体化したト1は妻が山形ですが、珊瑚のキットは妻の上面が平らです。後者の形態のト1は、戦前に各種の無蓋車を統合して与えられた形式の一部で、戦後のト1ではありません。

 それはともかく、当鉄道では、カツミのトム50000を短縮して戦後のト1タイプを作りました。長いこと、下回りが製品のままで、多くの方から二段リンクのト1はありえないとお叱りを受けたのですが、しばらく前にエコーモデルのシュー式単台車に変更しました。実物の戦後型ト1の台車より一回り古いわけで、これはこれでお叱りを受けそうです。

 もっとも、しょせん、アバウトな模型で楽しんでるので、まあ、いいか、といったところです。

 

 

A Logging Prairie (T)

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 どうにも困ったことに、工作が滞ってます。そこで、昨日に続き、Logging 機関車が登場。本日は、トビーが輸出したプレーリータンクです。Mikadoと同様、実物はBaldwin製。古いTMSに広告が載っていたと記憶してますので、小生と同じ60代以上の爺さんにはなじみのある機関車かも。Peninsula Terminal他の鉄道で使われたようです。入替用機関車ですね。なお、Mikadoもこのタンクもオイル炊きです。

 これも、モーター交換、ライトの点灯(後部ライトはもっと立派なのに交換したいところです)、サウンドなどの加工をしたいところですが、いつのことになるやら。

 トビーは、国内向け4030は動軸固定でしたが、これらのLogging機関車の動輪はバネによる可動でした。

 それにしても、これらの機関車がつぎつぎに輸出されていたのですから、60年代はブラスモデルの黄金時代だったといえましょう。

  

 

 

A logging mikado

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  20年位前の一時期、米国に輸出された日本製のLogging機関車を米国の模型店から購入することに力を入れたことがあります。当時は、香港にいてほとんど工作できる環境にはなく、こうしたコレクター的活動で気を紛らわしていたわけです。といっても軍資金が乏しく、数両仕入れた程度ですが。

 このMikadoはトビーが輸出した70トンクラスの機関車です。Loggingというとgeared機関車が有名ですが、次第にMikadoが進出していったようです。取り扱いやすさやスピードの面で有利だったのでしょうね。

 モーター交換、ライトの点灯、PFMサウンド、塗装など、整備したいところです。