モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

岳南ED402

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 元松本電鉄の機関車です。岳南鐡道は昔、各種の物資を輸送してましたが、最後は紙製品が中心だったようです。ワム80000で輸送していたものの、貨物列車の速度向上のため、ワムがつかえなくなったため、コンテナに切り替わりました。しかし、輸送効率としては、コンテナよりワムの方がよかったようで(隙間が少ない)、コンテナ化は荷主には不評だったような話を聞いたことがあります。

 最終的にJR貨物が吉原での貨車引き取りを断り、岳南の貨物は消滅しました。

山陽電鉄356号(20)

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 パンタの下枠を作り始まました。0.5㎜の真鍮線を曲げて、関節部を0.2mmリン青銅線の1mm帯板を切り出して作りました。横枠を半田付けするためロウ付けがいいだろうということで試してみました。

 何とか形にはなったのですが、0.5㎜真鍮線にバーナーをあてるとどうしてもなまってしまいます。

 やはり、これは半田付けに作り直した方がよさそう。これでまた、残り少ない人生の数時間を無駄にしました。嗚呼。

山陽電鉄356号(19)

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 丸棒を削って、突っ切りで筋をつけて碍子としました。碍子を抱えるように、0.4mm板から出っ張りつきの輪っかを切り出し、出っ張りを横板に差し込みます。こうしてパンタの下枠が完成。と思いきや、碍子間の間隔が0.8mmくらい狭くなってしまいました。

 出っ張りのはいる穴は正確に12㎜感覚なのですが、わっぱの精度が悪いんですね。

 このまま進むか、作り替えるか、はたまた横板を真ん中で切って継板を当てて延長するか。

 そもそもこのパンタの取り付け方法はどうしたものか。悩みは深いです。

山陽電鉄356号(18)

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 パンタの製作の第一歩として、横型碍子を設置する1mm真鍮線に取り付ける部品をつくりました。これは、パンタ枠組み最下部を支える0.8mm真鍮線を取り付けるためのものです。内径1㎜、外径1.2㎜のパイプに0.4㎜板をつけるのですが、1㎜真鍮線に半田付けするときにパラけないようロウ付けする必要があります。

 このロウ付けは、何度も失敗し、残り少ない人生の数時間を浪費しました。ロウが丸くなるだけで、ちっとも流れないのです。フラックスがいかれたのか、はたまたバーナーの熱が不十分かと心配したのですが、そんなことではないのです。はっと気が付いたのは、そもそもステンレスの台で作業をするのがアホだったのです。これでは、熱が逃げてロウが流れないのです。

 ステンレス台をやめ、石膏ボードの上にパイプと真鍮板を置いてあぶると、あっという間に流れました。ステンレス台は、半田をバーナーで流すにはいいのですが、ロウ付けに使ってはいけないのです。