モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

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0.5mm板の取り付け

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弁室安全弁?

 弁室の形状は、戦前と戦後で少し違うようにも見えます。具体的には、シリンダーの上辺あたりに薄い層が、古い写真では1枚、鮮明な戦後の写真では2枚あるように見えます。そこで、当初取り付けた0.4㎜厚の板に加えて0.5㎜厚の板を取り付けてみました。

 その上にくるブロックは2.5㎜厚程度のようです。2㎜では薄くて、バルブロッドの位置が下がってしまったようです。2.5㎜厚板は手持ちがないので、3mmのフラットバーを削ろうかと思ってます。

 弁室の前面には安全弁のようなものがありますので、9040と同様、ウイストジャパンのパーツを用意しました。

 

 

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スライドバーを仮置き

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弁室切断

 スライドバルブの入る穴をあけ、外径0.8㎜、内径0.5㎜のパイプを埋めました。次いで、スライドバーを1㎜厚洋白板から切り出して仮置きしてみました。

 ガーン!スライドバルブの位置がスライドバーの上辺あたりです。もう少し上にならないといけません。弁室の高さが不足しているのでしょう。

 ここで、スライドバルブの入る穴の位置を上方に修正するか、弁室をやり直すかの選択を迫られました。そこで、高価なパイプを無駄にするのはもったいないのですが、エイッと弁室を取り外しました。バカなので一つは、信じられないくらいの数の糸鋸の刃を追って切断、もう一つはハンダ鏝をあてて取り外しました。

 嗚呼、時間が足りない。

 

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スライドバー取付穴

 弁室の一番上の層は、内径0.5㎜外径1.0㎜のパイプを中心に突き刺して下部のブロックと連結しました。これは、完成後、注油管を差し込むためのものです。パイプは便利ですが、ちょっと高価なのがつらいところ。 

 次に、所属クラブを主宰されているコン様のブログにあったジグを作り、スライドバー取り付け用の1.0mm穴をあけました。シリンダー中心より上方2.5㎜の位置です。スライドバーは、1㎜厚の洋白で作る予定です。

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シリンダーと弁室

 弁室の一番上は1.5㎜厚の板から切り出しました。上半分は角を面取りする必要があります。

 古いTMSの記事では弁室はシリンダーの真上に設置するケースがありましたが、実際には、弁室の中心はシリンダー中心からオフセットしています。前回の9040では、バルブロッドを作ってから気が付いて、やり直した覚えがあります。

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シリンダー弁室

 シリンダーの工作の続きです。弁室をつけるため、まずは0.4㎜板を貼り、その上に2㎜のフラットバーから切り出した部品を設置しました。0.4㎜板は0.5㎜線のピンを2つ入れて固定し、2㎜厚の板もピンを入れる予定です。この上に1.5㎜厚程度の板を重ねます。

マヌ34 初期型原形

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マヌ34 初期型原形

 当鉄道にはマヌ34が2両あります。1両は2年くらい前にワールド工芸のキットを組んだもの。そして、もう1両、もっと以前にモアのキット(初期型原形)を組み立てました。

 このキットには忘れられない思い出があります。ある時、亡くなったT木さんから電話があり、「マヌ34初期型のキットを見つけたんだけど、興味ありますか?部品は全部そろってるけど、まったく取扱説明書がないんですが。」とのこと。せっかくなので、お話に乗り、二人でそろって購入した次第です。説明書がないので、部品の解明にちょっと苦労しました。

 マヌ34初期型は、比較的早い時期に改造され、後期型と同様に乗務員座席の位置が高くなり、それに合わせて窓も上方に移動しました。

 しかし、造形的には、このオリジナルの方が美しいですね。改造前のデッキ付きEF58あたりが似合いそうです。

メリーのニッパー

 

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メリーのニッパー

 小径のドリルの他、ニッパーもいさみやで販売しているのものを愛用しています。メリーの製品で、ちょっと値段は高いものの、使い勝手がとてもいいものです。

 Model Railroaderの発行元が出していたレイアウトの台枠工作の本に、工具は長く使うものだから、安物ではなく、いいものを購入しろとのアドバイスがありますが、その通りだと思います。しかし、そうした「いいもの」が段々海外の安物に追われていく現実があり、残念です。