今から半世紀前、雑誌「鉄道ファン」に「省線電車の走るところ」という連載記事がありました。余には、バイブルのような資料です。
1970年前後というと、旧型国電の最末期よりは10年くらい前で、17m車が急速に淘汰され始めたころです。また、余が中学生になり鉄研に入って友人からいろいろな知識を得るようになった時期でもあります。
残念ながら、連載のすべてが手元にあるわけではないのですが、身近な南武線、青梅・五日市線や一時期夢中になった飯田線、身延線などの回は、いまでも繰り返し読んでいます。
配置表によると、この時期、青梅・五日市線では、17m電動車がほとんど淘汰されたものの、クハ16がまだまだ大きな存在感を持っていたことがわかります。