モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

昭和44年(1969年)頃の飯田線

 飯田線の旧型国電は、9㎜ゲージでも製品が発売されるなど、高い人気を誇っています。しかし、雑誌に掲載されるキットの製作記事や完成品などは、どれも旧型国電末期のものが多く、へそ曲がりの余の好みとはちょっと異なります。

 昭和40年代初めのころは、基本ぶどう色で、全線直通の列車(快速)のみ湘南色ということだったようです。昭和43年ころからスカ色の導入が始まり、3色混在という状況が生まれたのでしょう。この頃が面白かったのでは。

 雑誌「鉄道ファン」1969年12月号の「省線電車の走るところ」は、ちょうどその時期の飯田線をレポートしています。クモハ42やクハ47 100番台に湘南色が多く残っています。確かサハ45にも湘南色がありましたが、身延線に転出したようです。2両に減ったとはいえクモハ14やクハ18も健在です。