モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

続 クモハユニ44 803の謎

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 yasuo_ssiさんからのコメントをいただき(クモハユニ44803の謎の更新ずみ参照)、クモハユニ44 803の謎が解明されたようです。すなわち、クモハユニ44の床下機器配置はこの803のものがオリジナルで、800~802はおそらく低屋根化の際、東京・静岡地区の偶数車一般と同様に床下機器配置を全面的に改めて電気関係を山側に移したと推測されるわけです。

 確かに、更新修繕前のモハ32を見ると、奇数、偶数で床下機器配置に違いがなく、どうしてかと思っていました。1950年以降の更新修繕がからんでいるのですね。

 クモハユニ44002の富士転属直後とみられる写真があります。これを見ると確かに、803と同様の配置です。この写真はクモハユニが横須賀線末期にスカ色(旧)に塗装されたことを示す点でも貴重なものだと思います。