車票を設置する台、ブレーキ梃子受け、油取り出し口、カプラー台などを設置しました。台車枠もカプラー台を避けるなど少し加工し、おさまるようにしたところです。
さらに、バンド、ロープ状のタンク止め金具、ブレーキ梃子、油注入口などの工作が必用です。
鉄道ピクトリアル誌1977年4月号、「<特集>貨車のすべて」に本多茂著「貨車をめぐる思い出」という記事があります。それによると、古い貨車には制輪子が1個だけという安直な構造のものがあり、このような貨車では運転中のブレーキ使用は不都合ということでブレーキレバーガイドを白く塗ることになっていたそうです。
リ2466という形式の濃硫酸用の貨車の写真が手元にあり、確かに、制輪子が1個だけです。自連をつけていますから、昭和の御代の貨車です。
ア1900の写真からは制輪子の様子がわからなかったので、以前に作った車両と同様、制輪子4個の片押しとしました。