モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

古い貨車の軸受け

 古い貨車の軸受けについてご質問がありました。自分はかつて珊瑚の軸受けを買いだめしていたので、珊瑚のエッチングキットにはかなり利用してきました。この製品のいいところは、車幅を狭くできることで、25.5㎜くらいになります。マイナス面はプレーン車軸で、転がりがあまりよくないことです。ただし、注油で結構改善します。

 現在入手可能で一般的なのはエコーのソフトメタルの製品でしょう。こちらは形態が好ましく、平野氏も古典貨車に利用されています。問題はピボット軸受けが長年走らせていると、へたってくることで、自分の貨車でも経験があります。また、エンドウのスポーク車輪を利用しても、車幅は27㎜位になります。

 エコーの軸受けの問題は、カツミや旧フクシマの真鍮製軸孔メタルをはめこむことで対応可能で、これにより、スムーズな回転を実現できます。

 写真は同じタですが、塗装済みの旧作はエコーの軸受け(ただし、メタルははめてない)、未塗装の最近作は珊瑚の軸受けです。