モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

近鉄デト レストレーション (6)

  近鉄電車は疎いのですが、ネットの情報や『私鉄電車のアルバム』などを見ていて、この電車およびスタイルブックの図面は本当にモト(デト)2712なのかという疑問がわいてきました。

 2712は戦後、青山トンネル越えができるようにということで製造されたもので、パンタのない側の運転室もパンタ側と同様の面構えだったということです。一方、スタイルブックの図面のような前後非対称で非パンタ側の高さが低いのは、戦前、参宮急行が全通時に用意した電車で、2700~2701だったような記述がありました。