モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

ED16 立川機関区 1975年春

f:id:Mogul:20171109230755j:plain

 ED16の所属は立川機関区(その昔は八王子機関区立川支所)。今は跡形もありませんが、当時ED16の全18両がここに所属してました。駅のホームからもよく見え、機関車のつけかえ作業とか、砂箱への砂の投入作業など、なんとはなしに見ていた覚えがあります。

 今となっては懐かしいばかりで、もっと写真をとっておくべきだったと悔やまれます。

ED16 10 1975年春 立川駅

f:id:Mogul:20171108225219j:plain

 中央線といえばED16とED17というのが昔の代表選手ですが、小生が子供の頃、ED16 はすでに、南武線青梅線五日市線の機関車であり、中央線の本線を走る姿を見ることはできませんでした。しかし、立川駅では入替等(駅の北口東側に貨物ホームがあった)もあり、このように、青梅線と中央線の間の中線に停車し、あたかも中央本線を走るかの雰囲気を醸し出してくれていました。

 ED16は完成品の模型を保有しているものの、いつかは、自作したいと考えています。その際には、テールライトを埋め込みにする前、本線で活躍した姿にしたいものです。こういうことにこだわるのがオタクということなのでしょうね。(いろいろ写真を見ていると、埋め込みは1968年ころ完了したようです。)

クモハ73 (1)

f:id:Mogul:20171107223502j:plain

 室内灯準備ができオハユ61が生地完成となったので、次の仕掛品撲滅はクモハ73です。

 上回りがだいぶできたので、アングルをつけなければなりませんが、下回りをMPにする関係でアングルの位置をチェックしました。

 MPのボルスターと11.5㎜の車輪をはかせた下回りをいさみやの溝付き定盤に乗せて床板までの高さを調べたら14.5mmでした。床板が0.8mmなので床上まで15.3mm。車体すそが線路上12.5㎜ですから2.8mmが正解でした。ということは、小生のアバウト模型の場合3.0mmということになります。

 テールライトの部分の床板はかきとりが必要なようです。

オハユ61 (2)

f:id:Mogul:20171106214418j:plain

 仕掛品撲滅のため、オハユ61に取り掛かりました。まず、アルミ板に約30年前のスハフ42から取り出したシートを並べます。次に、何となく気の重い室内灯です。亡くなったT木さんに教えていただいた通り、コイルとコンデンサーからなるPFMの03を設置。ショットキバリア・ダイオードでブリッジを組み極性を一定にした上で、発光ダイオードと定電流ダイオードを直列に並べます。基盤もT木さんにお世話になったガラス繊維のプリント基板です。

 郵便室があるので、大き目のキャパシターを入れてちらつき防止にあてます。

トフ

f:id:Mogul:20171105211734j:plain

 先日、このような国鉄型の凸型無蓋車は実際に存在したかどうか、お問い合わせをいただきました。

 模型では、天賞堂が昭和30年代から長期にわたり、戦時設計のトムフ1を販売しましたし、『楽しい鉄道模型』には小田急のトフの製作法が掲載されたりと、凸型無蓋車は模型人にとってなじみのある存在です。

 しかし、国鉄型となると、見たことない、というのが現在の大部分のファンではないでしょうか。ずいぶん前に『全盛期の国鉄貨車1、2』という本を入手しましたが、そこには、大正時代に作られた国鉄型トフの写真が掲載され、また、トムフ1は戦後10年で消滅したことが記されていました。道理で見たことないはずです。

 この模型は、天賞堂のトムフ1を短縮化し、軸受けをエコーのシュー式にかえたものです。基本的にお師匠様が昭和40年台に作られたものを真似したものです。

  

サハ48 (5)

f:id:Mogul:20171103192656j:plain

f:id:Mogul:20171103192722j:plain

 サハ48のシートの取り付けです。アルミ板を11mm幅に切りだして車体のアングルに取り付けるためのネジを切り、また、床板取り付けネジにあたる部分を2.5mmドリルで穴開けしておきます。

 シートは昔からあるカツミのものです。いつもながら、端のクロスシートを椅子一つ取り除くようにレザーソーで切断するのですが、面倒ですね。

 ゴム系接着剤でアルミ板に取り付け、全体を茶色に塗装する予定です。電車には室内灯をつけない方針にしましたので、なんとなく椅子がついている雰囲気だけです。

 それにしては、手間がかかるのが問題なのです。