9040型の工作が止まってしまった一つの原因は、テンダー台車とテンダーをつなぐ鎖にありました。当初用意した、とっておきのCampbellの鎖は細すぎて使えないことが判明。ネットで見つけたプラモデル用の鎖が届いたのですが、いい加減な見立ての結果、Cambellよりさらに細いものでした。どうしよう、と思っていた時、ふと部品箱をあさったら、出てきました、福原金属の鎖です。これなら、ちょっと大きめですが、フックにかかります。でも、やはり大きすぎるような。。。むにゃむにゃ、ということで止まってしまうわけです。
クモハ73とオハユ61
工場日誌というタイトルのブログなのに、工作の話が少ないのは我ながらけしからんことです。もっとも全く工作してないわけではないのですが、このところ、諸般の事情で、カメさん度合いがひどくなってます。
5月に心を入れ替えて9040を再開したのですが、テンダーがほぼできたところで、キャブの寸法でちょっと悩み始めました。グラフ用紙に絵を描いてみたのですが、どうも、うまく空制化後の鋼製キャブの雰囲気がつかめません。
そんなこんなで、仕掛品撲滅運動の一環としての電車、客車に手を出してしまいました。キットの仕掛品残高として、電車が3両、客車も3両です。
クモハ73は前面の手すり、サボ入れ、雨樋などを追加。オハユ61は昔の中央線ものですが、テールライトのケース(内側で光が漏れないようにパイプを設置)の工作など。ちなみに、この2両、同じ20m車で模型のメーカーも実質同じところなのに、この段階で車体の重さを量ったら、オハユが120g、クモハが90gでした。
車体の板厚がオハユが0.4mm、クモハが0.3mmです。模型の使い勝手からいうと、客車の板厚が0.3mm、電車が0.4mmと逆にしてもらったほうがいいように思った次第です。
続DF50
昨日とほとんど変わり映えしない写真ですが、これも未塗装のジャンク品から仕上げた天賞堂のDF50です。こちらは、後期の製品のようで、台車がダイキャスト製、ギアもインサイドではなく中央の棒型モーターから両端台車を駆動する方式です。
モーターをEN22に、ライトをLED化、といった簡単な改装で仕上げました。色は昨日のがブドウ1号に対してこちらはブドウ2号です。完成はこちらのほうが先でした。
重量750gで、当鉄道でおそらく一番牽引力があります。
なぜDF50を2両も備えているかというと、かつての中央線甲府~長野間で客車列車を重連で牽引していた姿を再現したかったからです。中央線のDF50はトンネルでの排気がエンジンに悪影響をおよぼさないよう、ラジエター側を内側にそろえて重連を組み、他には見られない運用だったようです。
DF50
天賞堂のDF50は、小学生の頃「模型と工作」か「模型とラジオ」の商品カタログのような冊子に載っていて、いいなあとみていた覚えがあります。
半世紀近くたって、未塗装のジャンク品のようなものを入手し、なんとか形にしました。動力はMPギアに、ヘッドライトはLEDに交換、モーターはEN22です。床板も新製しました。
台車がスケールよりも軸距離が長いのがちょっと気になりますが、ドロップ製のいいものです。この手の台車はもう二度と現れないのでしょうか。
この製品は長期にわたって製造された天賞堂のDF50の中でも古いタイプの製品で、車体全長はスケールのようです。このため、台車間の機器(といっても箱型のウエイトですが)が小さくなっています。
重量593gで粘着性能もよし。ただし、スカートの色を間違えて、かなり薄い灰色としてしまったのが失敗。どうもおっちょこちょいで、いけません。