モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

イーハトーヴォ高原鉄道

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 HOゲージの世界は、模型屋さんの世代交代で、古い模型屋さんが段々いなくなり、高価な完成品と比較的安価な舶来品プラ製品が主体になりつつあるのかもしれません。お金をためて細密で高価な完成品を集め、レンタルレイアウトで走らせて遊ぶ、それも人生の楽しみ方としてありだと思います。

 しかし、子供のころから、模型を作ってきた人間にとって、古い模型屋さんからの部品供給がなくなるのはさみしい限り。特に、車輪、ギア、モーターなどは何とか部品として手に入れたいものです。

 考えてみれば、昭和20年代、16番の黎明期は数少ない車輪やギアで模型を作るのが主流だったようです。細密度は低くても、模型として、品の良い素晴らしい作品がありました。イーハトーヴォの電気機関車の台車は、軸箱可動で排障器も設置されています。

 車両工作派は今後、昭和20年代の環境を前提で工作を楽しむ覚悟が必要かと感じています。