久しぶりに500形に復帰。シリンダーの前蓋(エコーの製品)を取り付け、0.2㎜厚真鍮板にリベットを打ち、シリンダー上部の立ち上がりの部分を作りました。高名な13mmゲージャーの竹田さんがTMSに投稿された記事を参考にしましたが、当然ながら竹田さんのようにはいかず、それでも良き哉良き哉。
ED16形電気機関車の設計事情
鉄道ピクトリアルの1977年9月号と10月号にED16の設計者のひとり、大村福太氏が標記の記事を書かれています。
子供の頃から電気機関車というとED16くらいしか思い浮かべないほどなじみのある機関車なので、大変興味深く読みました。
中央線の勾配線と平坦線の両方を通して運転すべく設計しなければならなかったこと、勾配線での均衡速度を高めて経済性を追求するにはF形が望ましいと進言したもののD形での計画推進を求められたこと、種々の計算で抵抗器の抵抗値を決めていく作業が骨の折れるものだったことなど、設計者ならではの苦労が記載されています。