モーガル(Mogul)工場日誌

80分の1、16.5mmゲージを中心とした鉄道模型工作

500形原形 (12)

 久しぶりに500形に復帰。シリンダーの前蓋(エコーの製品)を取り付け、0.2㎜厚真鍮板にリベットを打ち、シリンダー上部の立ち上がりの部分を作りました。高名な13mmゲージャーの竹田さんがTMSに投稿された記事を参考にしましたが、当然ながら竹田さんのようにはいかず、それでも良き哉良き哉。

ト1 (5)

 もう1両も作業をほぼ終えて、積荷は別として、未塗装完成にしました。

こちらは、フクシマの軸受けを入れたので、経年比較ができるはずです。

 作っているうちに、エンドウのスポークを奢るのはもったいないと感じ、もともとのカツミのトム50000のプレート車輪にしました。初代のト1にはプレート車輪をつけている(片側ですが)写真があるので、良き哉良き哉とします。

ト1 (4)

 あおり戸受けを作りました。1.4㎜幅の真鍮引き抜き帯(多分大昔のピノチオの客車のシル )を10mmの長さに切り、先を丸め、0.4㎜のピンをつけて瞬間接着剤で固定したところです。

 無蓋車は積荷まで手当てして完成となるので、もう少し工作が必用です。当鉄道は古貨車において無蓋車の比率が低いので、この手の10t車をもう少し増備したいところです。

ED16形電気機関車の設計事情

 鉄道ピクトリアルの1977年9月号と10月号にED16の設計者のひとり、大村福太氏が標記の記事を書かれています。
 子供の頃から電気機関車というとED16くらいしか思い浮かべないほどなじみのある機関車なので、大変興味深く読みました。

 中央線の勾配線と平坦線の両方を通して運転すべく設計しなければならなかったこと、勾配線での均衡速度を高めて経済性を追求するにはF形が望ましいと進言したもののD形での計画推進を求められたこと、種々の計算で抵抗器の抵抗値を決めていく作業が骨の折れるものだったことなど、設計者ならではの苦労が記載されています。

 

ト1 (3)

 貨車用ブレーキ梃子はエコーモデルの最初期の製品の一つだと思いますが、学生時代から愛用しています。

 ソフトメタルの軸受けの転がりは問題ないのですが、耐久性はどんなもんでしょうか。ファンが遊ぶ程度の利用頻度では問題ないような気もします。

ト1 (2)

 仮組した下回りを見た所、車輪の幅が広く、前方から見て台車がハの字になってしまいました。そこで、車輪を幅の狭いエンドウのスポーク車輪にかえることにしました。

 当初何とか日光の車輪で対応できないかと軸受けをドリルでさらったのですが、車輪がうまくおさまらなくなってしまい、そこで、思い切ってフクシマのピボット用軸受けを挿入すべく軸穴に2.3㎜ドリルを貫通させてしまいました。そのため、軸箱の蓋を作らなければならなくなり、0.2㎜板から鋏で切り出して整形、エポキシで貼り付けたところです。 

 こちらの単台車は別の貨車に利用したいと思います。